業界別で志望動機を使い分ける方法

転職をするときには、希望する業界にマッチした志望動機を考えましょう。金融系は正確さや管理能力が一番に求められる業種なので、自分がこれまでに拘りを持って取り組んできたことや、数字を管理してきた経験があれば、それを交えて志望動機に繋げることが有効です。また、まめに情報をリサーチすることや数字などのデータをもとに理論的な思考ができることも重宝されるので、日経新聞などの情報には常に目を通し、経済の流れを知ることもポイントです。

一方、ITや情報系は年功序列よりも実力主義の傾向が強い業界になります。パソコンが使えることが必須の条件になってくるので、自分で作ったホームページやプログラムがそのまま武器になることがあります。企業それぞれに得意な分野があるので、それを理解したうえで、その会社の環境が自分にとって必要だということをアピールできる志望動機を書くと好印象を与えられるでしょう。それからサービス系は、明るく元気な人材が好まれます。受け取るよりも与えることに喜びを感じる人が向いている業界です。人が相手の仕事になるので、きちんとしたコミュニケーションが取れることや、相手の気持ちを察して先回りして行動できることが必要不可欠になります。自分のポジティブなところや人当たりの良さ、ムードメーカーとして活躍した経験を志望動機に盛り込むことで、自分をアピールしましょう。

各業界には、それに合った適性や求められるキャラクター像があります。人の性格は一つだけでなく、様々な特性がいくつも重なり合ってその人の性格を形作っています。そのため、自分の性格のどんな側面がその職業とマッチするのかを考えて、志望動機を考えてみましょう。そうすれば、自然な形であなたの熱意や魅力を伝えられるのではないでしょうか?