採用側に伝えたいことを明確にするポイント

志望動機の書き方がわからないという方は意外と多いものです。そこで、ここでは志望動機の書き方についてお話します。志望動機を書くときに気を付けなければならないのは、抽象的なことを書きすぎて、伝えたいことがわからなくなることです。漠然と「社会のために役立ちたい」とだけ書いても、実際にどのようなことをしたいのかが文面からは伝わってきません。また、なぜその企業でなければいけないのか、という視点が欠けているというパターンも避けたいところです。例えば、単純に「記者で記者になりたい」と主張しても、新聞社はたくさんあるので、なぜ特定の新聞社を志望するのかという部分を明確にする必要があります。

これらの問題点を解決するコツは、志望理由の中に具体的な事例を盛り込み、同時にその会社を志望する理由をきちんと具体的に明示することです。商社で世界を股にかけて仕事をしたいという人は、学生時代に留学を通して視野を広めた経験を志望動機に付け加えるとグッと説得力が増します。また、企業の社風や事業内容に魅力を感じたこと、あるいは自分の関心のあることと企業がマッチングしていることを説明すれば、なぜその企業を志望するのかが一目で理解してもらえるでしょう。

そして最後に最も大切な点として、志望動機を書き始める前に、企業情報を調べることです。また、ノートに箇条書きで「なぜその企業を志望するのか」を具体的に書き出してみるのも良いでしょう。このような準備をすると自分の中の考えがまとまりやすくなり、志望動機がより書きやすくなります。